短木断面接種栽培において、菌糸の早期蔓延方法を考えてみた

  • 2012.04.14 Saturday
  • 08:04
                      

          こんにちは。
     
       <( _ _ )>

ここのところ、急激に多忙になってしまい、前回の記事との
間が結構開いてしまいました。

前回は、短木断面接種の作業内容において「接種」までの事
を書きました。

今回は接種後にやっておくと、菌糸の蔓延を少しでも早める
事が出来る「きのこ堂 オリジナル(笑)」を紹介したいと
思いますが……

もう既に、接種シーズンが過ぎてしまいましたが、今後やっ
てみよう、来シーズンは短木栽培に挑戦してみようと思う方
は、脳内の片隅にでも、しまっておいて下さいませ。

まず、上下2個を合わせて接種しても、そのままでは、もと
もと太い原木を使っているので、移動するにしても置くにし
ても安定が悪く、上の原木が転がり落ちてしまうという事故
が起きやすくなります。

しかも、種菌調合の際に「米ぬか」を使っているので、害虫
に住まいを建設されたり、土木工事が開始されたりします。

この2つの点を考慮しまして……

上下重ね合わせた2個の原木を幅広の粘着テープで
巻き付けて固定するのです。



上画像の様に巻き付けるのですが、ただ巻き付けるのではなく、
ちょっとしたコツが要ります。

まず、2個接種した原木の上から、どちらの膝でもかまわない
ので、体重を乗せて押さえつけます。

これは、テープを巻き付ける際に原木ごと回ってしまって、接
種面がずれない様にする為と転倒防止のためです。

ガッチリ上から固定し、自分の体勢が整ったら、テープを巻き
付けていくのですが、ここでもテープ選びと巻き方のコツが要り
ます。

まず、テープは幅が50mm以上ある、ビニールテープで引っ張る
とよく伸びるモノがお勧めです。

テープの巻き方としては、下から一回り巻き付け、この際、一回
は、接着面同士を目一杯伸ばしておいてから接着し、そこから上
へ、グルグル巻き付けて行きます。

当然、片膝で固定してあるので、両手を使って、お手玉のように
巻き付けて行くことになります。

接種面を過ぎて上まで巻き付けたら、今度は、そこから下の巻き
始めた地点まで折り返し、巻き付けて行きます。

しつこい様ですが、そして今度はまた、上へ巻き付け、2往復す
ると、ガッチリ固定が効きます。

接種面が濡れているので、テープの粘着性が1往復では強度が
保てないからです。


実は、テープ巻きだけでも効果は期待出来るのですが、もう少
し手を加えると、更に効果が上がる方法があります。

テープを巻き付ける前に接種面周囲に水道管の保温剤や、梱包
剤のウレタン材のシート等を巻いておくのです。




すると、接種箇所が膨れるので、後の管理で接種面を観察する
際に、目安になります。

保温材を使った際の効果を、仮伏せの項目に入る前に公開して
しまいますが、下画像のように、保温材の効果が巻いてある部
位と、巻いていない所で露骨に差が出ます。




種駒打ちの普通原木栽培の方が作業が容易ですが、接種当年に
は、なかなか子実体(キノコ)の発生は期待出来ません。

扱う原木の太さや重さも、まるっきり違いますけどね……

ところが、ここまでの作業の苦労を厭わずに行って成功し
た際には、大量のキノコが接種当年に収穫することが出来ます。

つづく……って、不定期すぎるな……






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接種が終わったら、厳寒期のうちに仮伏せによって接種した菌糸に勢いをつける。

  • 2012.04.15 Sunday
  • 08:58
           
          こんにちは。
     
       <( _ _ )>

昨日は短木断面接種栽培の接種経験を書きました。

これで「普通原木栽培」と「短木断面接種栽培」の接種方法
のステップを完了するわけなのですが、あくまでも、今まで
の記事の内容は厳寒期での接種の話しです。

さて、厳寒期に接種した菌糸は気温の低さから成長が悪いの
ですが、当然、この時期、空中浮遊菌や、カビ、害菌の胞子
の発芽も活発ではありません。

そこを巧く利用して、暖かくなって他の菌(害菌類)の活動
に勢いがつく前に、栽培者が原木内に栽培菌を少しでも伸長
させてしまおうという事です。

では、どのように厳寒期に栽培菌を伸長させるかというと、
露地で栽培する事を考えると、接種した原木だけを暖かい環
境のおいてやるということなのですが……

そこで、簡易的な保温対策をする事にします。

まず、普通原木栽培の場合

多種のキノコを多数接種した場合、大抵、樹木の種類で接種
分けをしている場合は、原木を見て何を接種したのかが判別
出来るのですが、シイタケ、ナメコ、ムキタケといった「コ
ナラ」など、共通の樹種が使える場合、何を接種してあるの
かが分かる様に木口等にテープを貼って、キノコの名前を書
いて置くのがベストです。

場所が広いホダ場を用意出来る場合は種類ごとに置き分けて
置くことも出来ますが、手間と経済的観点から、一箇所にま
とめた方が、管理も楽です。

普通原木栽培の場合、太い角材を数本地面に敷き、その上に
接種した原木を寝かせて野積みにして行きます。

高さが1mを超えるようですと、過乾燥する原木が出てしま
うのであまり高く積み上げない方が得策です。

山の中での本職栽培家の仮伏せは、枝葉を使って覆った方法
を行う場合があるようですが、趣味の範囲ですと、本職の数
%の本数でしょうから、文明の利器を使った方が得策です。

仮伏せ場所としては、陽のあたる場所を選びますが、直接原木
に日光があたる様にしない事です。



少々、上の画像では、理解し難いかもしれませんが、寝かされ
て野積みにした原木の四隅に角材でも、パイプでも構わないの
で、支持棒を打ち込みます。

そして、その支持棒を頼りにビニールシートで囲います。
この際、色、透明度は関係ありません。
ブルーシートでも良いでしょう。

わしの場合、透明シートを使うのは、外部から観察がしたいと
言うのが理由です。

そして、囲い終わったら上方は解放しておくのですが、この際、
雨が降った場合は原木が濡れるような浸透性があるモノで覆い
ます。

マメに上方に覆ったシートを雨天時の度に脱着出来る方は、ウ
レタンシートやポリカーボネイト板で覆ってあげると効果絶大
でしょう。

わしの場合は、本業があるので、浸透性が高い遮光ネットを掛
けていました。

その他、原木を太いワイヤーで、薪の様にまとめて縛りあげ、
立ててその周囲をビニールシートやウレタンシートで覆い、木
口は上空に常時開放という方法もありますが、まとめて縛りあ
げると、ちょっとした移動や、原木の天地返し作業に支障があ
るので、わしは、この方法も考えましたが、行いませんでした


力持ちの方ならお勧めかもしれません。

さて、今度は昨日まで書いて来た「短木栽培」の仮伏せです。

こちらは、接種面の周囲にビニールテープを巻いて、日当たり
に置けば完了したようなモノですが、そうは問屋がチンドンドン
でして……

そのままでは、2個セットの原木の上方になった原木が過乾燥
になってしまいます。

とりあえず、普通原木でも前述しましたが、何の品種を接種
したのかが、判るようにテープへ何かしら、自分で判る様に
「しるし」書いておきます。

わしの場合は下画像な感じでした。


「な」は「ナメコ」です(笑)

接種作業は数種する場合は、数が増えてきますので、短木の場合
は使用原木が太い事から、最終的には、縦に積み上げてしまい
ます。

この場合も高さは1mを超さない事です。
大体、二個セット、2段で60cm〜80cmになるので、2段積みが妥当
と思っています。

短木の場合、最終的には、ホダ化した原木を埋め込むので、地面
にそのまま置いても良いです。




短木接種が全て終わって、接種済み原木を外に出し、やはり陽が
当たるところでシートを覆います。
こちらも、雨天時には、上方を開放させてあげます。
雨が長いこと降らない場合は、時折、水を掛けてやり、蒸れ防止
にたまには、上方を開放しなくてはならない事もあります。

短木接種の場合、木口断面に栄養材ごと種菌を塗り付けるため、
種駒種菌と比較しますと菌糸の勢いが強いので、比較的早く短い
原木導管全てに菌糸が成長します。



これを、気温が平均して15度になるまで、囲っておきます。
首都圏内で最高気温が15度になるのは早くて3月末以降になり
ます。

なぜ「15度」なのか……

害菌類が活動を開始する目安だからです。

そして、その指標が「サクラ」の開花なのです。

それまでに原木内へ栽培菌を先回りさせて、少しでも蔓延、
または伸長させておくべきで、このために年末〜1月、遅く
ても2月中旬までの接種が、わし的には大事になるわけです。


※平均気温15度前後に接種した場合、仮伏せの必要が
ありませんが、害菌と戦う覚悟が必要になります。





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短木断面接種栽培・大切な原木埋め込み管理

  • 2012.12.16 Sunday
  • 08:02
 
           こんにちは。

                        <( _ _ )>


久々の書き込みです。
今回は、短木断面接種栽培の埋め込みについて。

かなり、時期を外した書き込みになりますが、栽培を行って
いる方は既に、すまされた作業だと思います。

ホダ場や、山林に持ち込んだ接種済みの短木は、数種類かの
菌を接種した場合には、どの原木に何のキノコを接種したのか
が不明にならない様に、なにか判り易い印をつけておきます。




春先に接種した短木2個セットを、接種当年の7月頃に、切り
離し、1個1個にするわけですが、菌糸の蔓延状況を、時折、確
認しておきます。




上画像は、成長中ですね。
接種1ヶ月くらいかな……


菌糸の蔓延が良好な場合、菌糸同士が密着しているので、か
なり強烈な力でないと、切り離せません。




そこで、原木2個の接種面の間に、バールやスコップを少々差
し込んで、てこの原理で引き離します。

パカっとね。

引き離し終わると、この原木を今度は、土に埋め込むので、
どの位の面積を掘削するべきかが、わかります。

埋め込む際は、好みにもよりますが、キノコが発生した際、
どのくらいの大きさになった頃に収穫したいかという基準
を、設けます。

500円玉の大きさで、収穫したい場合は、その倍の間隔、缶
コーヒーの直径くらいの大きさになった時に収穫したい場合
は、その直径の倍といった感じかな。

株発生するモノは、設けた基準より、少々広めの間隔を開け
た方が良いかも。

一気に、その面積を掘らなくて良いのですが、始め何個か
分を掘ったら、その中に原木を並べ、その原木を埋めながら
順次、新たに掘って行くという、合理的な堀り方もあります。

ここら辺は、体力と好みに合わせて行うと良いでしょう。

原木を埋め込む際は、接種面を上に向け、短木の全長の8割
くらいを土中に埋め込むのが理想です。

150.jpg

まあ、こんな感じでしょうか?

この時点では、まだまだキノコは発生しないので、なるべく
過乾燥にならないように、注意します。

理想は、稲藁とかを覆っておけば良いと思いますが、そこまで
は、真夏の日差しが時間帯によっては差し込むといった場合以
外は必要ないかと思います。



日差しさえ、なんとかすれば、数個を庭先にも埋め込めますし、
プランターに埋め込めば、移動も可能なので、個人でも楽しめ
る栽培方法でもあるわけです。


このまま、秋が深まるまで待つと、落ち葉が入手し易くなるので
落葉した際には、広葉樹の落ち葉を集めて来て、埋め込んだ原木
の上を覆います。


これは、保温効果と、キノコが発生した時に、雨が降ったりしま
すと、キノコの傘裏のヒダの間への泥跳ねを防止することが出来
るからです。

もちろん、傘表面の汚れ防止にもなります。

この作業は、今後どのキノコ栽培でも必要な作業になるので必ず
行っておきたい作業です。

山林の中での栽培ですと、勝手に落ち葉が降って来るので、ここ
ら辺の手間は省けます。




この落ち葉で覆う効果がもう一つあります。
保湿です。
発生が終わると、今度は、乾燥時期がやってきます。

シーズンが終わった冬場……
この落ち葉をめくってみると、ご褒美のようにキノコが発生し
ていたりすることがあります。

ま、ここらへんは、運任せ(笑)ですけど。

因みに、シイタケのホダ木の下も、落ち葉覆うと、地面に接し
たところからの発生が冬にあったりします。
あ、関東での話しですが……


おまけ……



短木の接種管理用の切り口から、予想外に発生してしまったキノ


試験的にヤナギマツタケの無殺菌短木栽培を行ったところ、接種
当年の初夏に発生してしまった。

しかし、やはり、ヤナギマツタケの無殺菌原木の発生率は良くは
なかった。

因みに、原木は自然界で発生が確認されるとしたカエデ原木。
カエデの原木など、滅多やたらと入手出来るモノではないのだ。

今考えれば、このカエデ材、製材して大切に使うべきだったの
かもなー……勿体ないことをしたものだ(苦笑)

今年は、運良く春に、ヤマモミジ材を入手出来たので、保管中だ
けど。
これを製材するのも、また、ひと苦労だろうな……

さて、飯喰ったら選挙でも行って来よう(-ω-;)


放射能ぢゃ、懲りたからねぇ……



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普通原木栽培 シイタケ接種原木のホダ起こしについて

  • 2013.01.02 Wednesday
  • 10:50
 
           こんにちは。


                        <( _ _ )>

今回は、馴染みが深いシイタケの経験談を。

現在、放射能汚染されたホダ木から、ガッツリと見事なシイタケ
が多数、発生しておりますが、とても食べる気がしません……

残念なことです。

さて、わしの近況などは、どうでも良いので、今回は、原発事故
前に栽培していた経験談を。

しばらく、シイタケ栽培に関して書く事がなかったので、ここら
で、接種した原木の管理について、書いてみます。

シイタケ栽培に関しては、行った方、今、行っている方、これを
生業にしているプロの方と、多数の方がいらっしゃると思います


わしの場合、接種した後、雨があたるところに12cm角の針葉樹角
材を2本地面に敷いて、それをまたぐように敷きならべたり、ウ
レタンシートで周囲を巻き付け、雨天時に上部を開放するという
やり方で、原木内への早期菌糸蔓延を願って管理していました。

そして、気温が15℃を過ぎるあたりから、ウレタンシートなどは
取り払い、原木を定期的に回転させる作業も行う事も大事でし
た。

ホダ回しとでも言うんでしょうか?

菌糸が原木内に均一に蔓延させるための作業の一環なのですが、
その後の管理でも行います。


ここまでの作業を「仮伏せ」と言います。
接種後、放置しておけば、時期が来ると勝手にニョキニョキと、
キノコが出て来るわけでもないんですわ……

さて、梅雨時期が過ぎて、木口や、接種した種コマ付近から、白
い菌糸が飛び出してきたら、ホダ起こしのサインです。

普通原木栽培の場合、シイタケは当年発生をしないのが普通なの
で、低めの起こし方をします。

下画像は茨城県の林業センターのモデルですが、このくらい低い
角度で起こしておくか、もう少し低くても良いと思います。


手前の寝かせてある原木はシイタケ原木ではないと思います


原木をどこに置くかでも、角度は変える必要があります。

判断基準としては、乾燥具合によります。
乾燥し易いと思われる所で管理をする場合は、低めに組みます。
逆に、湿度が高いと思われるところは、高めに組みます。

その他、風通しも考慮します。
風通しが良いところは低め、悪い所は高めとか。

わしの場合、少量ずつ組んで行くのですが、一気に大量に組んで
しまうと、ホダ返しや、ホダ回しの作業の際に一気に崩したり、
思わず、足に落としたりする事故になる可能性があるので、注意
が必要です。

原木の太さが全て、均一なら良いのですが、購入原木でもないか
ぎり、なかなかそうもいきません。

とりあえず、わしが過去に行ったホダ起こしした際の組み方を画
像にて記述して行こうかと思います。

まずは、鳥居組みから。



原木の重なり部分が少ないだけに、通風は良い。

ホダ返しや、ホダ回しの際、傾斜している反対側に順次、組み
替えして行くと、ホダ回しがし易い。
これを1m3〜1.5m3くらいに分けて組んで置くと、作業や、管
理が楽です。

次に、保管場所に限りがある割には、接種原木が多くなってし
まった場合。




よろい伏せという方法。
鳥居伏せににていますが、両サイドに太い原木を立て、その間に
細めの原木を立てて行く方法。

これも、省スペース化出来る方法で、ホダ回しの際は、鳥居組み
と、同じように、反対側へ、組み直し易いという利点があります
が、列を組む際、立ててあるホダ木は、前後重ならない様に注意
しながら組んで行きます。

しかし、デメリットとしては、このままで発生時期を迎えた際、
収穫がしづらい、発生したキノコを見落としやすいといった事
があります。

ここで、発生の見込みが出来たところで、今度は、合掌組に変更
します。





合掌組は場所をとるので、その場の環境によって、組む角度を考
慮しなくてはなりません。

秋の高温多湿の時期の発生なら、角度を急勾配気味、晩秋〜早春
の発生の品種なら、勾配を緩めにといった感じです。

因みに、日光は、晩秋の日射しですから多少、当ててあげた方が
キノコの成長は良いです。

千葉県では12月頃まで紅葉が楽しめますから、こんな感じになり
ます。



まあ、シイタケに関しては、栽培している方が多いので、賛否
両論がありますので、ここら辺は、栽培地に合わせて、臨機応変
に対応すれば良いかと思います。

高温菌を接種した場合は、中古の浴槽を用意しておくと、欲しい
時にキノコが得られます。
浸水発生をかけるってやつですね。
TVでは、当たり前な栽培法みたいに紹介しているのを、何度か
見た記憶があります。

個人的にこの作業は「金」にするため、商売の宣伝にしか見えな
かったので、あまり興味は感じませんでした……なまじ知ってい
るとねぇ……

こういった事から商売をしている方は回収率と、回転を速めるた
めに、高温菌を利用すると思いますが、ホダ木の寿命は短くなる
と思います。


原木が安定入手出来る場合は、高温菌の利用も良いと思います
が、我々素人が趣味で栽培し、長年、旬のシイタケを欲する場合
は、中〜低温菌のシイタケが自然任せ、季節任せの栽培に適して
いると、個人的には思います。

自然任せで、旬の味を楽しみにするという、ささやかな気持ち
で栽培するなら、ホダ木は5年も使えます。
しかも、食べきれないほど収穫出来ます。
食べきれなければ、低温菌シイタケは乾燥保存も出来ます。

こういった事から、わしは、低温菌シイタケの栽培に行きつき
ました。

次に、シイタケについて書く時は発生時の事になるかと思いま
す。

画像たっぷりで、書きたいと思います。



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栽培キノコによる「埋め込み」普通原木の特徴

  • 2013.01.06 Sunday
  • 11:26

               こんにちは。

                <( _ _ )>

今回は、普通原木栽培において、シイタケ以外のポピュラー
なキノコの栽培方法をキノコ別に簡単に書いておこうかと思い
ます。



まず、タモギタケの場合

接種後、仮伏せが済んだら、5月には、乾燥が激しくない地面
の上、若しくは、落ち葉の上に横にします。

極端に乾燥する場合は、原木を30%〜50%埋め込んでも良いで
しょう。

接種後の菌糸の成長が良好であれば、1〜2月接種で、8月頃に
は、種コマ付近からの発生が見込まれます。

発生は、もともと早期短期集中型なので、接種は早めの方が
早く収穫が出来ます。

黄色い傘が毒々しく感じるかもしれませんが、煮込むと、肌色
に変化し、なんの変哲もないキノコに変わります。


接種翌年からは、5月頃から定期的に15日周期で、8月末まで
収穫出来ます。
夏場の食用栽培キノコとしては、貴重ですし、安定発生を繰り
返すので、ほどほどに飽きずに食べられるのがメリットなキノ
コです。

夏場のキノコですから、発生し始めると、成長が早いので、マ
メに観察をしていないと、収穫時期を見落としてしまうところ
が、デメリットといったことでしょうか。

原木はタモが入手出来れば最高ですが、代用としては、ケヤキ・
シデが入手しやすくて便利です。

直径7〜12cmくらいまでで、長さは100cmくらいのモノが、
どの普通原木栽培にも扱い易いでしょう。




ナメコの普通原木栽培の場合。

ナメコは、関東では、案外栽培し辛いキノコかもしれません。
わしにとって、マイタケや、ヤナギマツタケよりも難しいので
す。

関東は、深山と違って、日格差と湿度、温度のバランスが、全く
違う事が原因かと思われます。

その他、夏の高温や、雨無し、冬まで元気な害虫の食害等が深山
と違うというのがあるのかもしれません。

そんな悪条件の中で栽培するのは、結構難しいモノで。

深山での自然発生は、紅葉の時期と一致しているのではないかと
思っています。
関東首都圏では、モミジの紅葉が11月下旬〜12月初旬だったりし
ます。

その時には既に、乾燥気味になってきて、雨が少ない冬には、
インフルエンザが猛威を奮ったりします。
そんな状況ですから、ナメコ栽培は首都圏では難しいのではない
かと感じたりします。

まあ、でも発生させられないということもありません。

こういった事から、ナメコを普通原木栽培で発生させる場合は、
接種した原木を関東首都圏(千葉県)では、7月〜9月頃に地面
に浅い穴を掘り、原木を寝かせて半分埋め込みます。

ブナ・ミズナラ・トチといった原木が入手出来れば最高ですが、
そんなに簡単に入手できる原木ではありません。

よって、ナメコ用にサクラ原木が販売されています。

サクラ原木を使用した場合、サクラの樹皮は固く強いので、まず
接種当年の発生は見込めないと思って良いでしょう。
サクラの樹皮を使った民芸品があるくらいですからね……

サクラの樹皮に鉈目を入れておいても良いでしょうが、むやみに
痛めても仕方ないので、種コマを接種したところからの発生を期
待するしかありません。
下手すれば、害菌類の餌食です。

また、サクラは生きていながら、多種の雑菌類が侵入している場
合がかなり多いので、枯死した状態で埋め込めば、木口からの雑
菌侵入・拡大は覚悟しなくてはなりません。




シデを利用するのが、お勧めですが、コナラでも良いでしょう。
コナラも樹皮が厚い分だけ、カワラタケの被害を受けやすかった
りします。

ナメコというのは、昔からポピュラーなキノコであるため、シイ
タケ同様、品種が多く、数種類組み合わせる事により、秋ナメコ
、冬ナメコと楽しめるメリットがあります。

わしの場合、秋ナメコと、冬ナメコと分けて栽培していましたの
で、10月後半〜12月まで、12月下旬〜2月中旬までと収穫する事
が出来ていました。

品種ごとに特徴があるので、そこの違いは妥協しなくてなりませ
んが……





ヒラタケの場合

このキノコが一番無難で、栽培しやすいキノコだと思います。
画像の原木はシデですが、わしが潜伏している地元では、ヤナギ
類から自然発生していることが多いですね。

ヒラタケは、普通原木栽培でも、接種当年発生が期待出来るキノ
コでも、あります。
接種する種コマの数や、原木の太さにも影響しますが、菌糸の力
は、一般栽培キノコの中では、比較的強いキノコです。

ヒラタケは20年くらい前に「しめじ」として店頭に並んでいまし
たが、その後、正式に「ひらたけ」として販売されるようになっ
たキノコですね。
まあ、それだけ、栽培し易いキノコというわけです。

ヒラタケは、普通原木栽培で発生させるより、その特性から、本
来なら、木口、断面からの発生が多いので、短木栽培で発生させ
る方がメリットが大きいのですが、どうしても、普通原木栽培に
拘る方が多いようです。

もっとも、太い原木を運び込んだり、切断するのは労力を要求さ
れますからね……結構大変なのは理解できます。



ヒラタケの発生初期の画像です。

ヒラタケの場合、原木を土の中に埋め込まなくても、極端に
乾燥しないところであれば、地面に横たわらせて、落ち葉でも
かけて保湿してやれば、接種翌年の秋雨の多い時期になれば、
食べきれない程、収穫出来ます。

使用する原木が細いため、上記に挙げた3種のキノコのホダ木
は、接種から3年しか使えません。

ヒラタケの場合使用出来る原木のお勧めはやはり、エノキ、シ
デ類になります。
エノキを使った場合、運が良いとエノキタケが勝手に自生して
きたりする事があります。

なるべく、太い原木を使用した方が、長年採取出来ます。

_____________________________



普通原木栽培の場合のデメリットは、原木の長さが場所を取る
と言うことでしょうか……シイタケ栽培の様に立体的に組めな
いので、平面上に並べるしかないからです。

よほど、湿度が保て、通風、1日の気温の上下の変化が著しい
といった、条件が良いところでないかぎり、立体的にホダ木を
組み上げるのは無理でしょう……

尚、次回はエノキタケについて少々触れたいと思います。
現在、旬の貴重なエノキタケを栽培するにあたって、経験
した事などを。

明日は仕事に出るので、何時になるかわからないけどなー……




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エノキタケ原木栽培の善し悪し 

  • 2013.01.14 Monday
  • 08:17
 
       こんにちは。

                <( _ _ )>


久しぶりの更新です。
業務を開始してから急激に忙しなくなってしまった……
昨日の日曜も休み無し。まあ、正月はゆっくり出来たから仕方
ないな……とも思ったりする。

前回のコメントに、当ブログの画像を使いたいとの要望があった
ので、業務から帰宅後、一生懸命に対応させてもらいましたが、
間に合わなかったみたい。

コメントをくれた方も急務状況だったみたいだから、他で間に合
わせる事が出来たことを願っております。

残念なことでしたが、ま、ここに来てくれる方が楽しんで行って
くれるだけで十分です。


昨夜、久しぶりに木工用にケンポナシ材を購入した。
杢が両面に、たっぷり出ている良材だ。
また、木工の楽しみが出来たが、ケンポナシ材は希少だから扱え
る様になるために腕も磨かないとね(苦笑)


自然エノキタケ ヤナギ原木から3月の発生


さて、前置きが長くなってしまったが、今回はエノキタケの原木
露地栽培について、栽培法よりメリット・デメリットについて書
きたいと思います。

この時期、収穫出来る自然キノコとして貴重でもあります。
多数の収穫は、運が良くなければ首都圏内では厳しいと思われ
ますが、一回の味噌汁程度が収穫出来れば良いといった気持ち
で、出掛けてみるのも良いでしょう。

エノキタケが世の中に多数出回っているのは、栽培がし易いと
いう理由があります。
たしかに、原木で栽培しても容易ではあります。
ただし、短木断面接種法においてです。

エノキタケ菌の勢いは、原木栽培可能なキノコの中でも一番だと
思っています。

まず、大鋸屑種菌を購入してみます。
で、直ぐに接種せずに数日放置してしまうと種菌が入ったビンの
キャップの下には、既にキノコが発生していたりします。

その勢いは短木栽培を行った人しか解らないと思います。

簡単に答えから書いてしまうと、メリットは収穫が早い。
デメリットは培地(原木)の使用期間が極端に短いという事です
ね。


接種当年の秋に発生したエノキタケ


当ブログの過去ログでも何回か書いていますが、兎に角原木の
寿命が短くなってしまい、1年で灰ホダ化=邪魔なゴミになって
しまうわけです。

具体的にその内容を書きますと、当時そんなに凄い勢いで原木
内の養分を分解するなんて事は知りませんから、断面いっぱいに
株発生する事を夢みて太い適合樹種に接種するわけです。

さて、驚愕のメリットを書いてみますと……

初めてのエノキタケ菌の接種を1月にしたわけです。
春先……3月も末に近い頃、ホダ場の状況を見に行ったらね……
エノキタケ種菌を接種した面ではなく、地面側にビッシリとエノ
キタケが発生しているわけ。

これには、驚いたのと同時に嬉しくなってしまった。
ホダ化が早いと。
しかも、接種面と反対側にビッシリと仮伏せ中の原木から360度
一回り大発生しているんだからね。
しかも、接種から2ヶ月ちょっとで、かなりの量を収穫する事が
出来たわけです。

ここで、また原木栽培の楽しさや喜びが倍増しちゃったわけで、
常人に戻れなくなっていくわけです(笑)

まあ、友人にはもっと泥沼化しちゃっている方がいますけどね…
その友人って、
リンク先にいたりしますけど(大笑)

兎に角、エノキタケ原木栽培のメリットは収穫が早いという事
と、あの大きな傘の旨味をたっぷり楽しめるという事です。
自然エノキタケでは、大漁なんて事は少ないですからね。

その他のメリットとして、うっかり収穫適期を見逃して干からび
させても、水に浸ければ戻り、食感もそんなに悪くなっていない
ということでしょうか。
ヒラタケの戻りは、トラウマになるくらい不味いので、要注意
ですけど……





さて、栽培におけるデメリットですが……


わしの場合、直径45cmの「クソ重い」エノキ原木を入手し、やっ
との思いで作業場に運び込んで、チェーンソーで刻んだわけです。

そして、ワクワクしながら接種。
まあ……ここまででも、もの凄い苦労なわけです。
当時、今より若かったとはいえ、直径45cmもある丸太んぼは、か
なり重かったと記憶しています。長さにして1mは超えていた原
木ですね。


シイタケ栽培用に径45cmのクヌギを入手したこともありました
が、この時はトラックに足場板をかけ、転がして荷台に載せた記
憶があります。
あ、この時は予め交渉成立していて、チェーンソー持参で行って
既に現場で、好みの長さに切ってからね。

しかし、この苦労があって、このクヌギからはシイタケが10年も
収穫できました。
大径原木への種コマ接種法も、そのうち書いてみたいと思ってい
ます。



エノキ原木を入手したときは通りがかりで見付けたので当然です
がチェーンソーなど、装備していません。

しかし、原木入手が困難なので、そういった場面に鉢合わせた時
は、恥ずかしいとか交渉するのがイヤだとか、相手がどんな方か
わからないので怖いなどと思っていられませんから。

で、入手が可能になったら、荷台の荷物を寄せてまで、積み込み
をします。当然業務中の通りがかりですから、積み込むためのア
イテムもありません。

で……原木を立てておいて、後進で原木まで近づき、トラックの
荷台に立てかけるようにしてから、下部を持ち上げて積み込んだ
んぢゃないかな……こんな苦労をして入手して来たと思う。

原木を譲って頂いたら「お茶」くらいの礼はしましょう。

それなのに、このエノキ原木は1年使えませんでした……(泣)

こういった事から、エノキタケは材の分解能力が強烈という事
になります。

自然の中では、その猛威を奮うことは無いのですが、人間が栽培
しますと、その頭角を現します。
細めの原木など、直ぐに使い物にならなくなるでしょう……

まさに「エサを与えてはいけません」ってな感じの暴食キノコと
思わざるを得ません。

こういった事を考えますと原木を利用するより、他の種菌を接種
する際に出た大鋸屑を残しておき、ヒラタケなり、ナメコ等の種
菌が入っていた空き瓶で菌床栽培するべきと思います。

ビン栽培でしたら、軽量コンパクトで、何処でも栽培しやすいと
いうわけです。

暗いところで栽培しますと、店頭にある鍋用の足だけが長くて消
化が悪い白いキノコを栽培出来ますし、少々陽に充ててやれば、
褐色で傘が大きめのキノコが収穫出来ます。

足を長くしたいのであれば、ビン口にキノコが発生したら、紙を
まいて酸欠気味にしてあげれば、酸素が欲しいキノコは上に伸び
上がります。



尚、エノキ原木を使ったヒラタケの灰ホダ木からも発生しますの
で、無理してエノキタケの原木栽培は行わない事になったわけで
す。
埋もれ木からの発生もあります。

枯れたエノキから数年後には自然発生するから「エノキタケ」な
のでしょう。




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シイタケの成長過程……初発生は、何度見ても嬉しい

  • 2013.01.26 Saturday
  • 17:02
               
                こんにちは。

                  <( _ _ )>





本日は、庭に生ったミカンを半切りにして、フェンスに絡んだヤ
マブドウの蔓に挟んで、メジロを呼び寄せてバードウオッチング
などを楽しんでおります。




               
↑ボクが(笑)


そういう時期になったんですな……


で、今回は、メジロとは関係はないのですが、シイタケの発生に
ついて書きたいと思います。

現在、接種シーズン突入なのですが、地域的には、まだ早いと思
われるところもあるでしょう……

ところが、当ブログの進行状況で勝手ながら、発生時の記事を書
きたいと思います。

シイタケの接種をして2秋目に初めての発生が見られるのが普通
です。

ところが、初発生するシイタケっていうのは、原木に蔓延した菌
が濃縮されたかのように、大きなキノコを発生させるんです。


タバコのデザインが古いな……今でもあるんですかね?このタバコって……

これは、原木の樹皮がまだ幾分硬いという事から、柔らかくなっ
た部分から、一気に発生するのではないか?とも予想します。

まあ、ここら辺は専門の研究が進んでいるでしょうから、わしが
どうこう言う事ではないでしょう。

まず、このデカキノコは中秋に発生をします。
わしの場合、中低温菌と低温菌を接種していますが、どちらも中
秋に一度発生します。

これが発生しますと、完熟ホダ木になったと100%安心出来るわけ
ですが……

不運にも、木口にクロコブタケやカワラタケが発生してしまった
場合、木口から数cmをカットしてしまいます。

何度も、普通原木の長さを100cmと拘った理由がこれです。
木口からの害菌侵入が多いので、長目に玉切りをしておいて接種
するわけです。

当然、この被害を防ぐために、木口接種という方法も、当ブログ
で紹介もしております。

しかし、それでも、木口から害菌類に侵入されてしまった場
合……

両端を5cmカットしても90cmです。
万が一、木口に被害が出ても標準の長さで栽培出来るわけです。
100cmの状態で、何の問題もなければ、むしろラッキーです。

原木の中央あたりからカワラタケが発生すれば、ホダ化前の夏場
の高温日射障害ですし、樹皮の溝からクロコブタケが発生した場
合は管理不十分による過湿状態か、枯れ枝部や樹皮の傷対策の怠
りが長かったという事になります。


その他、多孔菌類が発生するのは、日射障害が原因です。
そのホダ木は諦めるしかありません。
ささっと廃棄しないと、他のホダ木に感染し増殖します。

話は戻って……


そして、晩秋〜初冬になると低温菌のシイタケが発生を開始しま
す。
この頃、超過乾期ではないので、それなりに芽切りが始まりま
す。



上の画像のとおり、樹皮を割いて膨らんで来ます。
こうなってから、キノコを形成してくるまで結構じれったいモノ
ですが、かなり、喜ぶ事が出来ます。

何回栽培しても、この発生の仕方がシイタケ独特で嬉しい瞬間で
あります。

これから、数日しますと、いよいよ半球体の様に樹皮を力強く
割って成長してきます。



この時に一番注意しなくてはならないのが、ナメクジの被害です。

ナメクジはこの瞬間が一番食指をそそられるみたいで、うっかり
すると、折角芽切ったキノコを樹皮の中から抉り取る様に食べて
しまいます。

ここで安心は出来ないので、夜、見回って近くにいるナメクジ
は、徹底的に捕殺します。
硬い針金を一本用意するか、焼き鳥用の竹串を準備すると便利で
す。

ヤマナメクジが生息しているような環境ですと、被害が甚大にな
るかもしれません。
関東首都圏では、コウラナメクジ程度なので、迅速に捕殺出来
れば、半喰いされても、その後キノコは半月状になっても成長し
ます。

兎に角、見付けるナメクジというナメクジは徹底的に串刺しにし
て焼き鳥状態にして行くべきです。





最後はまとめて石の下において踏みつぶすか、直に自らの足で、
捻り潰します。




そして、被害を免れたシイタケは、傘に色を付け、どんどん成長
を続けますが、いかんせん初冬ですから、湿度も低いところに来
て、大きくなろうと努力をしますので、傘の表面にこの時点で、
ひび割れを生じています。

そして、気温が低くなって行くので、その成長は、収穫までに長
い時間がかかるようになって来ます。

上画像のようなシイタケが大量に発生開始します。




もうこうなって来ますと、キノコ栽培が楽しくて仕方がない。
まして、低温菌シイタケは、収穫後、露地で干しシイタケ状態
になっていますから、日持ちも良く、長時間かけて、冬のお日様
からのビタミンを多量に吸収しています。

浸水発生させる高温菌薄肉シイタケとは比較にならないほど旨味
が倍増しています。

まあ、世の中には、キノコが大嫌いで食べられないという方もい
らっしゃいますから、シイタケが大好きという方で低温菌を栽培
出来る方達の特権になることでしょう。


画像は12月中旬の様子

そして、成長を続ける低温菌は足が短く太く、傘が厚いといっ
た素晴らしいシイタケに成長していきます。

これが中低温&低温菌シイタケ栽培の醍醐味だと思っています。

そして、こんな楽しいシイタケ栽培が5年も1本の太い(直径
10cm前後)ホダ木で楽しめるのです。

次回のシイタケ栽培記録は、収穫の状況について書きたいと思い
ます。



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短木接種栽培を普通原木栽培にしちゃう横着栽培

  • 2013.02.03 Sunday
  • 15:37
        
       こんにちは。


                  <( _ _ )>

例えば、短木断面接種をしたヒラタケやナメコの原木があったと
します……

しかしですね……

短木栽培のデメリットって、太く重い原木を扱うのと、接種する
時の調合です。

そして、キノコが発生する予定の2ヶ月前には、穴を掘って原木を
半埋め〜八分埋めにする手間もデメリットだったりします。

まあ、人によって、どんな作業が億劫なのかにもよります。

でも、短木接種を出来るくらいなら最後まで基本作業を行える方
がほとんどだろうと思います。

だって、メリットは接種当年に発生させられるのですからね。

しかしですね……

接種した原木の数が多くなってくると、手抜きもしたくなっちゃ
うのね(笑)
ヒラタケばかりぢゃなくて、ナメコやタモギタケ、ヌメリスギタ
ケなんかも接種しますから……


原木キノコ栽培ブログを書いている人間が言える事ではないの
ですが、ちょっと横着をしたくなってしまった事があります。

というより、埋め込む場所がなくなちゃったのね(笑)



特にヒラタケって、発生し始めると一気に大量に発生して、短期
間で巨大になっちゃうんですわ。

そこで、短木接種した原木2個セットを切り離さず、落ち葉に覆
るまま放置しちゃうんです。

まあ、それでも時期になれば、横着したって出て来ちゃいま
す……



因みに画像の原木はシデです。

こんな状態で、放置しちゃってもキノコは大きくなります(笑)






終いには、両木口からも出て来ちゃいます……(笑)



こうなると、逆にしっかりと埋め込んだ方が安定収穫が出来る
と言うことになりますね。

放置状態のヒラタケ発生の暴走が始まったら、大きくしないうち
に収穫するのが飽きずに食べられる秘訣かと思います(笑)




結局、横着しちゃうと後始末が大変って事ですね……

栽培は、しっかり管理を行うべきといった例を挙げてみました。






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午前中作業してきて、また今夜、これから仕事だよ……
恐怖の呼び出し待ち中 ……

あーーーーー……今週は休み無しだわ_|' ̄|○





キノコ種菌の接種の季節が終わりそうになる前にクリタケを!

  • 2013.02.24 Sunday
  • 12:17
        こんにちは。

                  <( _ _ )>


いよいよ関東首都圏では接種時期が終わりの季節に近づいてまい
りました。

なぜなら、来週辺りから三寒四温になって来るそうで。

既に、ここ数日の最高気温が12〜13℃に達する様になって来まし
た。

まあ、首都圏内においてです。

以前から何度も書いていますが、15℃を超える日が来る前に接種
は完了しておくべきと思っています。


栽培者にとって害菌と言われる菌類の胞子が活動を開始し始め
からです。

この害菌の代表的なモノで、原木に付着し活発な活動を行う代表
的なのが、クロコブタケとカワラタケであります。

くれぐれも原木木口へ付着させないようにするべきです。
もちろん、防御策もするべきです。

クロコブタケとカワラタケに侵される原因は陰陽の関係がありま
す。

クロコブタケは過湿気味のところ、カワラタケは日射障害が原因
と思っています。
その他、近くに感染・腐朽されている材があっても危険です。

さて、ここでもう一度、わしの接種サイクルを書いておこうと思
います。

わしは1月接種をします。

なので、種菌は接種予定の前年末には入手しておきます。
正月中は種菌会社も休業です。

そして、正月休み中〜2月前半の時間がある時に殺菌・接種を行
うのが、ヤマブシタケ・マイタケ・ヤナギマツタケであります。
大体、土曜の夜殺菌、日曜の早朝接種というパターンでした。

種菌は多数の種菌会社の持つ品種や特性を調べ、自分の好みに合
致したモノを注文します。


殺菌する時間が取れない場合は、その隙間で普通原木栽培のシイ
タケや短木栽培の接種を行います。
短木栽培においては、ホダ場との兼ね合いを見て、樹木の入手
状況も考えて種菌を発注しておきます。

ホームセンターでも種コマ種菌や大鋸屑種菌を扱っていますが、
わしは絶対に購入しません。

営業妨害をするつもりはありませんが、店頭に並んでいる種菌
は、誰が、何を触って来た手で掴んだか解らないからイヤなの
です。

洗って使えば良いと言うモノではないので、種菌会社から直接
購入する事にしています。
若しくは専門家が経営している個人会社の園芸専門店ですね。
もちろん、農家相手にも商品を卸しているでしょうから、貴重な
情報を聞かせても貰えます。


ホームセンターでよく見かける過剰に包装されたカラフルな梱包
に入っている種菌は販売会社の姿勢を疑います。

手に取って見て貰いたいがための策略かもしれないし、自信な
のかもしれませんが、思いつきで栽培してみようと思う心理策
で購入させてしまう狙いもあるのかな……

どうせ
店員に聞いたって、何もわかりゃしませんし。


ま、考えすぎかもしれませんけどね。

キノコを栽培可能にした先駆者の方達は本当にエライと思いま
す。

しかも、シイタケの原木栽培法は門外不出の筈だったのですが、
いつのまにか隣国へ漏洩させ、国内の生産者が苦しめられてし
まうといった結果になっています。

だれが、漏洩させたのかねぇ……まあ、いろいろ技術開発の裏
には取った取られた、怨恨が付きものだしね……

で、更に10数年後に放射能を自国にばらまいてりゃ、どーにもな
らんわ……(-ω-;)

まあ、話は接種に戻って……



一番最後に接種するのが決まってクリタケであります。

このクリタケは、非常に優れた菌でありまして、原木の成分を
全て腐朽し土に返します。

もっとも、クリタケを栽培するためにわざわざ伐採はしません
が、運悪く伐採されてしまった原木をなんとか入手し、キノコ
栽培に使った残りの原木の端材で栽培が出来るからです。




上の画像は、短木栽培用にストックしておいたシデ、コナラの原
木ですが、黄色い枠で囲った部位というのは短木栽培において都
合が悪い部位になります。

わしは、こういった部分は玉切りの際に撤去して、保管します。

玉切った事で短くなるので、乾燥が早まるわけです。

短木接種や、普通原木シイタケ接種が終わる頃、少々過乾気味に
なり、クリタケ接種には良いタイミングになると思っています。

以前にも書きましたが、クリタケは本伏せの際、原木を土中に埋
めてしまいます。

クリタケの詳しくは当ブログの過去ログへ
→こちら と こちら


クリタケ栽培の第一人者である大貫敬二氏の著作に感銘を受け、
栽培意欲が炎上しました(苦笑)


図解付きで理解しやすい栽培書です


現在、大貫氏の会社(大貫菌蕈)ではこのクリタケの品種が4種
ほど用意されており、短いシーズンの間に出来るだけ多くの量を
収穫出来るように品種分けしてあります。

http://www.onukikinjin.com/

こちらの品種を数種接種することによって、あの美しいクリタケ
が年に数日だけという発生をもう少し長く楽しめる様になります。

ということで、例年の接種サイクルは殺菌原木に始まって、クリ
タケ接種で終わると言うことです。

最近はインターネットが普及し、わざわざ専門書を購入しなく
なったのかな……
わしの経験談は結局、何冊も読んだ栽培書からの応用にすぎませ
ん。

シイタケなんか、何冊読破したかわからん(笑)
たった1冊しか在庫がない栽培書を買いに仕事を休んで大手町ま
で行ったこともあった……
あそこでは、己が偉人か異星人ぢゃないのか?とまで感じさせら
れた……ノーネクタイは、わししかいないんだもん……(苦笑)

各種菌会社の技術者様に電突も何度もして、業務の邪魔もして
いました。終いには社長までひっぱり出す始末(笑)

あ、そこの種菌会社からも、しっかり種菌は毎年購入していまし
た。

因みに、購入種菌は1社限定ではなく、数社から取り寄せていま
した。

やはり、本気で原木栽培に挑戦したい方は電突までしろとは書き
ませんが、専門書を何冊も購入し、その中から良い方法をピック
アップして行くべきだと思います。




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やっと報道され始めた原木シイタケ栽培の悲しき実情……

  • 2013.03.10 Sunday
  • 14:38

       こんにちは。

                  <( _ _ )>


久々の記事です。

先日の総選挙が終了してから、政権が変わりましたね。
露骨に原発のことや、大阪の政治絡みの話題が極端に減った様
に感じています。

まぁ……マスコミも売れない記事は書かないって事か……
というより、報道規制か??

最近になって、シイタケ栽培を専門業にしている農家の実情が
ニュースに取り上げられてきました。

わしは、2年前の震災以来シイタケは食べていませんでした。
ま、近海の魚も然りです。
いまだに、汚染水ダダ漏れの疑いは晴れません。


キノコ栽培を始めた頃には、チェルノブイリ周囲に自生するキ
ノコの放射性物質の濃縮の凄さを知っていたからです。

自分が栽培していた当時のシイタケホダ木は、3/11の夜に原発
がブラックアウトし、3/15に放射性物質が北東の風で関東に
飛来した時点で諦めました……

しかも、3/21には放射性プルームが関東を襲い、雨を降らした
時点で、完全に希望が絶たれました。

もう、原木は安全なモノが入手出来ないだろうな……と。

こんな気持ちで震災から2年も経とうという今、NHKのお昼の
ニュースや、昨日の3/9の朝日新聞で「今更」と思える様な記事
が報道されるようになって来ました。

今まで、シイタケの生産で生きて来た方達の必死さが伝わって
来る記事です。

正直、2年も出荷停止を喰らっていたら、どうにもならないと
思いますが、なんとかしようという気持ちは伝わって来ます。

以下は、朝日新聞の記事です。



しかし、個人的な趣味の範囲でなんとかしようとするには限界
があります。

上の記事では、原木が50Bq以下……

これって、かなり難しいハードルだと思うんです。
わしの被曝した当時の原木でさえ、ガイガーカウンター(線量
計)を3種あてがっても表面上0.3μSVを表示しますから、単純
計算でも500Bqはあるわけです。

昨年発生したシイタケに線量計をあてがってみますと、0.5μ
SVを表示しちゃったんだから、もう話しになりません。
既に放射性廃棄物でしかありません。

原発事故の恐怖を目の当たりしているわけです。

今まで、わしが行う農作業は「原始力」でしたが、さすがに「原
子力」の暴走には勝てません。


あの手この手と生産者の努力が感じられますが……

原木になるコナラが養分を、土中から根を伝わって枝葉、実へと
導管を通じ吸い上げられた放射性物質を取り除く事は困難を極め
ると思います。

クリなんか、辺材が少ないだけに実に移行するのも早いと思い
ます。



上の画像からも理解出来る様に、原木の産地をはっきり把握
する事が如何に大事かということです。

朝日新聞のこの記事の内容からすると、露地での栽培が如何に
困難な状況であることが伺えます。

飛来してくる放射性物質にまで注意を払わなくてはならないの
です。





上にも同じ画像を貼りましたが、既に今吹いている風にさえ気を
使わなくてはならないわけです。

原発事故が一旦起こると、こういった事になるという恐ろしい
事実であります。

既に2年近くシイタケ等の原木キノコを食べていませんでした
が、先日愛知の知人から天然シイタケを見付けたから譲るとの
連絡を頂き、送ってもらいました。


久々に手に取る冬子シイタケ……





以前は自分で栽培し、好きな時に収穫し食べたい時に食べていた
冬子シイタケ……
以前は、コナラ産とクヌギ産の味比べなんてことをして遊んで
いましたが……

今となっては、まさに、逆輸入といった感じです。

これを食したとき、その香りと美味さと喜びに涙が出るくらい感
動しました。


2年間、全くシイタケを食しなかっただけに、今まで「普通の
味」だったシイタケが、こんなに美味いモノだったのかと……






本日も強風で、隣地の汚染畑地からの埃で景色が真っ茶色です。

自分の畑をファイトレメディエーションしたって、春になると、
例年、この被害に遭う……

午前中にトウモロコシの培養土を調合して、種子を播いておいて
良かったのかもしれない……
発芽して定植までは温室管理だからね。


一旦放出された放射性物質は、風と共に移動をする……
Cs134は、ちょうど半減期を迎える時期だ。
残りの代表はCs137とSr90だ。

今、除染、除染と騒いで工事をしていればCs134は既に少ない
状況だから「除染効果」を誇大評価出来るかもしれないが、結局
は多大なる我々の血税を使って行われるのは公園と学校施設だけ
だ。

森林まで除染が出来ないから、シイタケ栽培家が泣きを見る状況
であるわけで……

結局は原始力にしておけば良かったのに、原子力に頼るとこうい
う被害に罪もない一般人が被るわけだ……

ま、原子力推進党に投票した事があるか??
という責任まで問うとなると、なんともいえないけどね……

TPP参加で、さらなる農業問題も起こりそうだし……(特に
米)

米農家は今後厳しい時代になるのかな?

それより、泥だらけの耕耘機で一般道に田んぼからそのまま出て
泥を撒き散らすのは止めてw(゚Д゚)w クレッ!!と一般人のわしは言い
たい。

話が二転三転したなぁ……今回は……




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