ハナイグチ……数mの標高差が収獲のキーかもしれない。

  • 2018.09.29 Saturday
  • 05:35

 

 

     どぉ〜 もぉ〜 (゚∀゚)ノ

 

キノコ好きの皆様、こんにちは。

信濃の国から、やっと無事に帰って来ました。

が、普通に帰って来られたわけではなく、レンタカーの恐怖に耐えながら帰っ

来た……というのが正直なところ。

 

レンタカーは、最強国産メーカーの女子大生カモりカーと言ったところでしょ

うか……タコメーターはねーわ、水温計はねーわ、クラッチはねーわで。

よくこんなモン乗れるな……という感想だった。

 

センターメーターの速度計はでかいデジタル数字で目まぐるしく変化して視界

に常に入っていて、目障りで最悪。タコメーターの動きならそれなりにフィー

リングが伝わるが、数値の変化に輪を掛けてECOマークが点いたり消えたりす

るのも鬱陶しい最悪なメーターだ。

 

しかも、高速での緩やかなカーブを指定速度で抜ける恐怖感と言ったらないよ。

もう、ぶよぶよサスペンション……そして、直線でもちょっとしたギャップを

乗り越えると何時までもフワフワと減退時間が長い。

 

で、峠道ではサスがブニャブニャなだけに積載物の左右の移動は少ないが、シ

ートのホールド性が全く無くケツで踏ん張りながらステアリングを操作せねば

ならないし、極めつけはカーブの立ち上がりでの噴け上がりが最悪だ。

そして太いAピラーが対向車に気付かせるのを遅らせる位置にあって、視界も

目まぐるしく変化する峠道では最悪だ。

 

トドメは料金所をETCで通過直後の普通の加速でフロントが暴れるといった超

危険マシンだったんだよ。トラクション調整がある4WD車とは思えない粗悪

車だったわ……挙げたらキリが無い最悪マシンだ。帰宅後、一切乗っていない……

 

わしの運転が荒いわけでは無いんだけどね……

 

悪い事は言わないから非課税会社のローグレードマシンは命が惜しかったら奨

めないよ。

 

 

というより、連休中にキノコ欲しさに無理して林道を走った

 

      わしが一番悪い

 

      んだけどね(苦笑)

 

好みのマシンがレンタカー会社にあるわけないよね。連休中だから当然

空きはねーよな……

ま、贅沢は言えないので空車があっただけ幸運と思った方が良いかもな(笑)

 

 

で、ハナイグチの話し。

わし等は、はっきり言ってこのキノコはあまり好きでは無い。

いや、キノコは美しくて好きなんだけど、食材としてはかなり飽きている。

怒られるかもしれないが何か飽きた味なんだよ。シーズンが終わって次のシ

ズンになって初物を食べても、やはり好きぢゃないんだよね……

大体が汁物にするんだけど、5円玉くらいの未開のモノ以外は本当に飽きた

味なんだよな……

 

しかし、シロに入って初めは大きなモノは見付けても絶対に収獲しないんだ

けど、幼菌はやはり収獲しちゃうんだよね(笑)

そのうち、数がまとまって来ると、どんどん収獲しちゃっているんだよ……

 

心の中で「義父が大好きだから持って行ってあげよう」って自分に都合が良

い理由を付けて収獲しちゃうんだよね。

まあ、贅沢な話しなのは解っているんだけど、収獲した後の掃除を考えても

やはり、嫌いなキノコの部類だな……

 

ヌルヌルな上にカラマツの葉がベタベタと引っ付いていて掃除が厄介なんだ

よね。まあ、簡単な方法はあるんだけど、レシピのblogぢゃないから割愛。

 

何がイヤかって、ハナイグチだけを狙っているわけぢゃないので魚籠の中で

他のキノコにゴミを移すのもイヤな理由ではある。

まあ、ここら辺はチャナメツムタケも同じだろうけど、後者の方が味は好み

であるかな。

 

で、今月のわしのシロでの出来事だが確かに1日のキノコ狩りでまず10本は

必ず収獲出来るのだが、たったそれぽっちの少ないハナイグチを争って収獲

している気分になることが多々あった。

 

シロがある山に行くとカラマツ林のところには、地元の軽自動車が駐車して

いるのを多々見受けた。実際に何人かの人の収獲を見せて貰ったり、話しを

聞いても「ジコボウ(ハナイグチの信濃用語)が最高だよ」と仰る。

まあ、カラマツ林に人が入っていれば間違い無くハナイグチ狙いである。

 

わしが見たハナイグチ狙いの人は結構勾配が急なところを歩いている感じで

あった。まあ、無理しなくても収獲出来るキノコなんだけど、今回は例年よ

りキノコは当たりという情報があるが、ただ、発生は遅れているように感じ

た。

 

いつも多種の可食キノコが収穫出来るシロで、昨年のデータが全てアテにな

らなかったのだ。はっきり言って2週間以上遅れている。

前々回の記事でハツタケを取り上げたが、やはり例年よりピークが遅いよう

だった。ま、当たり年には間違いないんだけどね。

 

今回の記事でこれから書く一番重要な事を記載するんだけど、毎年の参考デ

ータにはならないから。

 

今年は遅れていると感じたわし等は、まず標高が高い所を探し求めて車で行

けるとこまで行こうと考えたわけ。まあ〜はっきり言ってそう思ったのはわ

しだけなんだけど(笑)

 

で、標高が高いシロを全て回ったんだけど、やはり樹木が気に入らないんだ

よね。カラマツばかりで。はっきり言ってハナイグチは欲しくなくて、一番

欲しいのはやはりオオツガタケだし。

 

で、途中にある禁断の林道入り口へ進んで行ってマシンを走行不能してしま

ったんだよ……

 

 

 

禁断の林道で標高を上げた結果、オオツガタケとその他を数本収獲出来たのだ

が、ここではまとまって発生しているハナイグチを数本収獲した。夕日に映え

て美しかったので収獲してしまった。

 

 

 

 

 

収獲した大きいモノは虫害も無く、良好な状態だった。

標高が高い分だけ虫害が少ないのかな?

 

 

 

 

画像以外にも幼菌を収穫したが、やはりカラマツ以外の山林では絶対数が少な

いモノだと感じたのだが……標高を上げただけで、ポチポチと発生が増えて来た

様子だ。ま、多少はカラマツはあったが、その少ないカラマツでも発生するんだ

ね。

 

しかも、画像のキノコは傘全開にしては、さほど大きいモノでもなく、日較差の

影響と気温のバランスによっては成長が抑制されている可能性でもあるのかな?

 

この日、ハナイグチは釣りで言えば「外道(目的以外の獲物の隠語)」なのだ。

オオツガタケを求めて標高を上げているのに目に入って来ちゃうから義父の所為

にして収穫しちゃう(笑)

 

まあ、このように標高を上げると収穫出来る事があるので、他のジコボウハンタ

ーより、一歩出た予備知識として収穫出来ないときの対応策として知っておいて

も荷物にはならないと思う。

 

でも、オオツガタケには、あまり効果が無いね(笑)

 

毎回帰路につく時に通る山があるんだけど、そこにも自分達のシロがあって、そ

こは最期の最期にオオツガタケが数揃う可能性があるところだ。

が、前回と違って今回は数本しか見当たらず、既にオオツガタケの発生は終了し

たようであった。オオツガタケっていうのは発生期間が短いだけに見付けた時の

その姿、形、大きさ、色合いが更に美しく思うのはわし等だけだろうか?

 

しかし、この時オオツガタケが見当たらないだけに妙にハナイグチが目立ってい

て、彼方此方に前回よりも見当たる。既に目的のキノコが終わって帰るしか無い

と思って最後に見忘れたプチシロを回って行こうということにした。

 

このプチシロは毎回オオツガタケが1本か2本は収獲出来るところなので最終シ

ロに入る前に必ず立ち寄る場所である。比較的平らなところではある。

今回は連休のシロ争いが激しいだろうと予想してオオツガタケの数欲しさに先

に入ってしまい、このプチシロをすっかり忘れてしまっていたのだ。

 

 

 

で、寄ってみた。

諦め半分で。

 

すると、ちょっと覗いたところに上画像のように大量にまとまってハナイグチ

が発生していた。この場所は既に標高は1500mを超えている。

で、その周囲を見渡すと視界に飛び込んで来るのは、ハナイグチの群生。

 

いやぁ〜驚いたよ。

今までにこんな群生を見た事が無い。

こんな状況ってあるんだな……と思ったが、そんな状態を目の当たりにして収

獲しないわけには行かないと目だけが欲しがるんだよ(笑)

据え膳喰わぬはナンとかとか、またまた自分勝手な理由を考えちゃったりして

さ……

 

で、収獲した。こんな感じ。

 

底から80%はハナイグチ、上の方はアミタケ、

オウギタケだ。

 

まさか、こんなに収獲出来るとは思わないから、取りあえずレンタマシンに

戻って、魚籠一個しか持ち出さなかったんだけど、採れるわ採れるわであっ

と言うまで溢れんばかりのキノコを収穫しちゃったんだよ……

 

まあ、楽しかったんだけど、ちょっとした標高の差でまた違うキノコも採れ

ちゃうんだよね。

ある程度収獲した後、散歩がてらに数m下の道路脇ではヌメリイグチ、アミ

タケ、オウギタケ、キノボリイグチ等ヌルヌルキノコが収穫出来たり。

 

標高が高くなると気温とか湿度がちょっとした落差で微妙に変化があるの

ではないか?感じた。

 

この時の数m下というのも感覚的にはなだらかに下った約4mくらい低い場

所だ。

 

ここで、面白かったのは今年だけの現象かもしれないが、前回オオツガタケ

が収獲出来た所での採取はなかったが、前回採取が無かった所で数本収獲が

出来た。

この落差はおそらく3mくらいの差だと思うが、後者の方が低い場所である。

で、前者の数m高い場所はオオツガタケに替わってハナイグチの発生が散見

出来た。

 

オオツガタケが終わるとハナイグチ?というより同時ってな気がするが単に

発生期間の長さと気温の問題だとも思うんだよね。

図解にしてみるとこんな感じかな(苦笑)

 

           オオツガタケ

                          <----------------------->

発生〜                      ハナイグチ                〜終了

           <------------------------------------------------------------------->

 

と言った発生期間だろうか?オオツガタケは発生期間が短いのも魅力なんだ

よね……まあ、そういった生態なんだろうね。

 

と言うことで最初に自分のハナイグチのシロが里山で有る場合には取りあえず

行って見て収量が上がらないと思ったら標高を上げてみる事だと思う。

そして行った先で数m上下の小山、丘(ちょっと表現が難しいが)と見て見る

事をやってみると、ハナイグチがあるかもしれないし、また違ったキノコが

かもしれない。

 

上の図の様に発生期間がオオツガタケより長いのだから、まだまだハナイグチ

採取を楽しめる可能性はある。

 

上画像以外にも、ポリ袋にガッツリ収獲……

 

 

しかし、既に帰路なのに、雨天の中で見るハナイグチが美しくてこんなに

収獲してしまった……もう義父にはしばらく会わないのに(笑)

産直店での末端価格は結構な値が付くのかな?売る気はないけどね。

佃煮にして1年かけて喰うしかねえな……

 

結局は喰うより採る楽しみなんだよな、ハナイグチって。

ビジュアル的に優れているって事か……なるほど、信濃の人は見た目が美しい

事が大事だったのかな?(笑)

 

マイマシンは残念だったが、怪我無く残りの貴重な連休で大量収獲が楽しめて

良かったわ。

飛び込み発注にも関わらず、故障翌朝に都合付けて頂いたレンタカー屋さん

感謝です。

 

キノコ狩りを予定している皆様、この週末は台風に気を付けて狙いに行って見

のも楽しいかもしれないが、無理して急斜面を歩いたりせずに気を付けて楽

しんでみて下さいませ。

 

わしは9月最後の日曜……

休日業務で行けないけどな……

 

 

 

自然科学 - 科学ブログ村  
    ↑↑
 ここをクリックしますと、わしのラン キングポイントになりますが、
            他ブロガーからの最新情報も読めます

 

 

 

 

 

 

 

コメント
食べるのに飽きたら体に塗れば新しい世界が開けるかと(;´Д`)ハァハァ……
  • まねき屋
  • 2018/09/30 2:49 AM
今後、大量に収獲出来たら全て送りつけますので新しい未来を楽しんで報告して下さい。 

ニヤニヤ( ̄∀ ̄)
  • きのこ堂  ちば!
  • 2018/09/30 4:39 AM
今年はキノコの当たり年? ちょっぴり食べ過ぎた感あり(^^ゞ。
  • カグー
  • 2018/10/05 7:47 AM
カグーさん、こんにちは。

今年は当たり年みたいです。
さぞ、周囲のみなさんも採れすぎているのでは?

今後、また違うキノコが出るので食べ過ぎが続くのでわ?w
  • キノコ堂 ちば!
  • 2018/10/05 1:03 PM
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

Twitter

Twitter

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM