ヒラタケ・キララタケ……これらの腐朽菌類が分解出来る限界が近づいた森

  • 2016.11.13 Sunday
  • 19:00

 

 

 

        こんにちは。

     
  (´・ω・`)ノ゛

 

 

 

 

久々に以前通った自分のシロに行ってみた。
わしが、ここに立つのは何年ぶりくらいだろうか……
最後に来たのが何時だったのかはっきりと思い出せない。

 

 

 

 

震災があった2011年には既に来ていなかった。
震災の前年まで裁判沙汰でキノコどころではなかったからだ。
裁判は、はっきり言って「地主とのホダ場争い」であった。
正確には作業場兼倉庫の立ち退き争いである。

 

 

裁判が結審し、完全に終決するまでには期間があった。
とても原木栽培を行っている時間も、キノコ狩りをする時間もなかった。
業務をしながらの移転先探し、引っ越し、解体、運搬、在庫整理、処分等で

忙しなかった。

これらの作業がやっと終わりかけ、落ち着いた頃に「さあ、また原木栽培を

開始するぞ!」と意気込んでシイタケを接種した。

しかし、この接種が最後の接種になるとは、夢にも思わなかった。
それからひと月もしないうちに、あの震災がやって来た。いきなり……

 

 

**********************************

 

 

2016年11月7日……

久々に立った過去のシロ……
時間が止まっているようだった。首都圏内なのに……
誰も踏み入った痕跡が無い。

 

 

わしのシロだったところは、林が「わし的」に7分割していて東〜西へ
細長く伸びている。
現在でも区分けは、はっきりしていた……が、以前秋になると通っていた
林の入り口は既に藪に覆われて立ち入る事も出来ない箇所が数カ所あった。

 

 

不思議だった……


毎年キノコの時期になると先行者が轍の如く道を作って行くのだが、今回
は、その痕跡すら全く無い。

わざわざ藪をかき分けてまで入って行くべきかと数秒考えるが、そこまで
して分け入る事もないかと思い次の林の入り口へ向かう。

 

7分割の4番目の林に入って見た。
ところが、全く他人が入った痕跡がここでも無かった。
たまたま多少藪が低かったので数十分徘徊する事が出来たが、既に腐朽菌

が生活するための枯れ木や落下枝も朽ち果てて、何の菌類も見当たらない。

なんとか、そこで見付けたのが懐かしいヌメリスギタケモドキの幼菌だ。

 

 

 


久々に見た幼菌はとても愛くるしく見えた。
撮影だけして、そそくさと4番目の林を出た。

 

 

 

 


ここも、やはり人間が歩いた痕跡が全く無かった。
以前わしが歩いた記憶の藪を進んで、そのまま車に戻った。

 

そして、少し離れた7番目の林へ入って見た。

 

やはり、ここも人間が入った痕跡はない。
わしが最後に入った時から既に7年以上は経過しているだろうか?
当然、当時あった枯れ木や切り株は朽ち果ててしまっている。

 

 

 

 

 

既に樹皮は剥離し、腐朽菌が分解出来る成分が無くなってしまったと言っ
たところだろうか?

 

こうなると地元の「ちゃん」等もキノコ狩りに来なくなるのは当然だ。
わしが来なかった数年の間に腐朽菌の生活圏は縮小されてしまった様な感じ
だ……

相変わらず昆虫の幼虫を捕獲するための「材割師」は来ているみたいだが、
侵入経路や人間の轍が不明な状況をみると、来ていても一人か二人だろう。
今年の秋に材割りをした感じでもない。

 

 

インターネットが普及し、誰でもが情報を発信出来る時代になり、その中に
は自分の自慢のために自然界においては不要な情報を垂れ流す輩が増えた。
釣り、収獲、記録……まあ、他人様の事は言えないが……

インターネット人口が急激に増えた事で、その常識や危険が浸透するまで少々
の時間が必要だったのは確かだ。
あまりにも、ネットの威力を知らなさすぎる輩が急に便利と思い、始めた

のだから犠牲になる輩も、その分存在したわけだ。

 

 

個人情報の流出が問題視されたが、地域の特定も問題だ。

このシロも以前「材割りポイント」としてネットで拡散されたことがあった。

腐朽菌が分解する間もなく、あっという間に倒木は粉々にされた。

ネットの威力は凄いものだ。


地域の特定の弊害について更に私情を書くなら、山女魚釣りのポイントだ。
わしの大好きだった里川のポイントを画像付きで道案内するように記載した
サイトが出現した時には、もうこの里川も終わったな……
と思ったら、やはり終わった。
盆にはウグイすら顔を見せなくなってしまった。現在はどうなっただろうか?

 

数日前までは、ハツタケ、クリタケの採取場所が知りたいのか、このブログ

にも多数のアクセスがあった。現在はヒラタケ、エノキタケの検索が伸びて

いるが、わしの記事を漁っても場所の特定は一切出来ない様な文章にしている。

たまには、地域を書くこともあるが、百歩譲って「広域」である。

「首都圏」「信濃」「下総」「○●市町村」等の表記である。

ご了承願いたい。

 

 

ネットを悪用した犯罪も急増した。対応が遅れる社会。
それでもまだまだ懲りないのがこの社会……

 

ネット普及の次は、パソコンでのネットが苦手な輩を狙った。スマホだ。
あれだってネットと同じなのだが、更に簡素化されているらしく、そこにゲーム
まで投入し、パソコンでの対戦ゲームだけなら室内だけで起きていた問題だろう
が、スマホ対応ゲームで外部へ直接被害をもたらせるまでになってしまっている。

 

 

スマホは携行性に優れ、気軽に外部に持ち歩ける事から、現地でリアルな情報を
確認する事が出来る利便性があるが、使用中の転落や接触といった事故が増えた。

今まででは考えられない事故が増えたわけだ。

 

国はスマホを使ってまでマイナンバー利用可能にして手続きが出来るように予定し

ているようだし。各通信会社と連携を強めるようだ。

なんだかんだと多種の企業と連携して経済をどんどん優先させていく。

携帯電話から始まり、スマホを肌身離さず持たせる戦略は成功したと言えるな。

 

わしが、ガキの頃に見た「未来予想図」の絵が現実になって来た。
なんでも、使い方を間違えなければ便利な世の中になったモノだ。

 


「夢のエネルギー」生産だって同じ事だろう……

 


震災時、散々隠されて来た原発事故の情報が良い例だ。
まあ、今更だが今回の震災で「人」より「金」なんだなってのは理解出来たよ。

 

どこの国でも同じだと思うが、震災や大きな事故、争いごとが起きると、しばらく
は情報規制が敷かれ、いろいろと隠蔽して我々に、正確な情報が届い
て来ない。


例をあげれば、震災直後にメルトダウンしていたにも関わらず、その事実を発表した

のは約2ヶ月も過ぎてからだ。

パニックを避ける事や、拙い事が漏れ無い様に必死の隠蔽だったのだろう……

放射能は既に漏らしていたくせに。


この隠蔽を暴露した途端、雨後の竹の子の如く、出て来た輩にも正直、驚いた。
今まで全く気にもしていなかっただろう?と思われるネット住民が大騒ぎし始めた。
ひょっとすると「メルトダウン」という言葉すら知らなかった可能性がある。

わしは、この騒ぎが当時の政府の狙い通りだったのかもと。

 

「メルトダウンではなくて、炉心溶融だよ。今更騒いでも後の祭りだよ。」って。

 

既に被災者を被爆させてから。

 

これは大騒ぎになるわな……

 

まあ、当時の大臣の「え●だの」とかが、紛らわしい造語や聞き慣れない言葉を

巧みに使ったために被災者の行動が遅れてしまったこともあったよな。

まあ、彼だって当時は何者かの「ピエロ」だったんだろ?
 

 

しかし、政府が今までIT社会を進めて来た反面、いろんな情報がネットによって、

隠蔽し辛くなった?とも思ったが……

 

漏れても良いモノはわざとリークしている可能性あるなと思ってみたり……


ネットは有名人、一般人の境が無く、どんどん皮肉にも情報が漏れ出して来る。

 

特に「ツイート」 ← 最近、株の急落でヤヴァイらすい……

 

我々にとっても天気予報ひとつ取ったって、リアルで状況が分かるので、とても便

利だと思っている。


ただ、ネットの場合、真実もデマも曖昧もある。

読んだ本人が、どのように判断するのかを要求される。

ここで判断に責任が生じるわけだ。

 

まあ、ネットニュースのコメント欄を見ていると参考になる事もあるが、揚げ足を

取る様なコメントも多々見受けられるから、気軽な気持ちや、人様のためと思って

書き込んでも不快にさせられる事もあるだろう……

わしは、覗くだけに留めていますけどね。

 

結局は電気が無ければ、スマホもパソコンも機械も使えず仕事も出来ないって事。

廃炉費は国民の電気使用量からの負担になるらしいし、ネットやデモで反対を訴え

ても無視される。

 

国民は既に政府や電力会社にキンタマ握られていたり、股に指突っ込まれているん

だよな。

 

こんな事を気にしていない方が幸せだよ。マヂで。

 

 

 


話をわしのシロに戻そう。

前述の原発事故によって、わしの生活圏やシロは「関東ホットスポット」になって

しまった。
 

キノコは放射能の吸収が激しく、高濃縮されてしまう事から、シロでの自然キノコ
狩りや、原木栽培は諦めるしか無かったのである。

 

自分の怠慢で折角接取したシイタケ原木や、あと2年は発生すると予想していたマイ
タケのホダ木も汚染した。
特にマイタケは苦労して行った殺菌原木だったため、悔しくて仕方がなかった。

 

まさか200kmも離れたこの首都圏にまで被害が直ちに及ぶとは思わなかったが、

天候と風向きで危険を察した時、食料や飲料、軽油の確保、自宅の隙間埋めだけで

精一杯だった。

危険な風向きになるのが判ってから数時間での作業だ。出来る事が限られてしまっ

た。

 

もっと早くからいろいろと放射能被害に関して養生をしておくべきであった。
購入したばかりの畑用地も汚染させてしまった……畑として使えるまでに、どれだ
けの努力をしたことか……
まあ……「努力でなんとかなるレベルだからとマシだよ」と言われてしまえば、それ

までだが、何時までも国や電力会社を恨み続けていても誰も畑を使用可能にまで戻し

てはくれない。やるせないが、自分でなんとかするしかなかった。

 

その後、クリやミカンから放射性物質が検出されたニュースを見て原木栽培は完全に

諦めるしかなかった。山林まで除染をしきれないだろうから、この約6年間で樹木は

相当の放射性物質を地表から吸い上げたことだろう。


誰もが同じ困難に遭遇したと思うが、あの時の事を思うと今でも辛い気分に
なる。原発から200kmも離れている我々でさえ怒り心頭だったのだから、
それよりも近いエリアにいる方達は、もっと辛い思いをしたと予想するのは
容易である。現在だって原発事故の所為で長年生活の糧にしてきた仕事を奪わ
れてしまい困惑している方達(原発関連者は含みません)もいるという。
当然、そういった地域の自然キノコはもっと収獲においては深刻だろう……

 

まあ、わしは自然キノコを採取し、販売して生活しているわけでは無いので、

話はこれくらいにしておこう。

 

 

************************************

 


久しぶりに見たかつてのシロは既に原生林に帰ろうかと言った感じだった。
原発事故の影響でこの世の皆さんがキノコ狩りに入らなくなったのか、腐朽菌が
既に分解出来る成分がなくなり、キノコを発生させなくなったのを察して人が入

らなくなったのかは不明だ。
まあ、わしが見に行った感じだと腐朽菌が分解出来る枯れ木が無くなったのだ
ろうと。
今でも発生しているならば、誰かしら収獲に入っているはずだ。

 

 

 

 

やっと見付けた立派なキノコがキララタケだった。

 

 

 

 


以前から多数発生していたが、今でも発生しているのかと、少し嬉しかった。

 

 

 


撮影だけして帰ろうとした時、やっとヒラタケの幼菌を数m先に見付けた。
一応撮影だけして、そのままにしてきた……

 

 

 

 

もし、立派なヒラタケがあったら、1株だけ収獲して持ち帰って線量計でも
あてて見るかな?と不謹慎だとは思うが、そんな事を考えてみていたりした。

まあ、線量計で計測しても、余程の高濃度でなければあまり意味はないんだけ

どね。


しばらく徘徊しても、あまりにキノコが見当たらないので仕方なくシロを出た。

以前ヌメリスギタケモドキを収獲した枝が、今もそのまま残っていた。
木登りまでして収獲した枝だ。
画像はどこかに残してあるはずだが、探す気にもならない。
当然、このシロで撮影したヒラタケやエノキタケ、アラゲキクラゲ等の群生画像
だって探し出す気にならなかった。
まあ、このブログのどこかに貼ってあるはずだ。

もう、このシロに来る事は無いと思う。

 

ここは、夏を除いた季節で自然の恵みをいろいろと得られた場所だった。
春はフキノトウから始まって、冬場はエノキタケが採れたという周年の楽しみが
あった。

しかし、フキ、クワだって地表を根が這うから吸収が多い。タラの芽は地表を根連

らなりで繁殖している事から、当然ダメだ。

まあ、政府が山菜・キノコの採取に注意を呼びかけたのだから、自然のモノを採取

するなと言うことだろう。

 

 

まあ、このシロでは既に腐朽菌が生活するための枯れ木が無くなってしまった

と言うこともあり、キノコの発生が激減したようだ……

腐朽菌狩りを楽しみにしていると、こういった限界に直面する良い例でもある。

毎年、何時までも収獲出来るキノコではないということだ。

わしが信濃で収獲するムキタケやクリタケ等にも何れ同じ事が生じる。

それでも、腐朽菌狩りをしたいのならば、自分の足を使って新しいシロを探し

続けるしかないのである。

 

 

 

帰路、車を運転していて、いろいろ思い出してはみたがヒラタケが収穫出来て
いた時の自分の人生を振り返ってもあまり良い思い出が無い。

苦労ばかりしていたものだ。
この世から隔離された様なシロに来るのが唯一の楽しみだったのかもしれない。

考えようでは、自然ヒラタケを数年でも楽しめたのだからラッキーだった。

この記事だって見方によっては贅沢記事なのかもしれない。

 

その時代に乗っていた作業車の車検が近づいて来たので先日処分した。

13年愛用してまだまだ調子は良いんだけど、仕方ないね。

わしにとっては、あまり稼がなかった車だったしなぁ……と、割り切らないと

処分出来なかった。

 

これからは、昔の嫌な思い出や過去の後悔を切り捨てる努力をして行かないとね。

 

あの頃より年齢を重ねた事もあって、少しは考え方に変化が出た……と思う。

現在は幾分以前より考え方が気楽になったかな?


経済的には、そうでもないが(苦笑)

 

 

 

 

 

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