シイタケに限らず、種駒種菌の接種方法で害菌対策を個人的に考察することでなんとかする。

  • 2012.03.18 Sunday
  • 11:31
         こんにちは。
     
     <( _ _ )>

前回までは、接種後、害菌類から守る前の対策として、接種
時期の話しを書きました。

では、今回は、接種の方法から、少しでも、害菌から原木や
目的栽培キノコ菌を守る方法を書きたいと思います。

ホームページでは、内容が長くなってしまうので、割愛して
いましたが、ブログなら、数回に分けて、暴露して行けるの
で、いよいよ、きのこ堂企業秘密の公開となって行くわけで
あります……(苦笑)


まあ、秘密ってわけでも無いのですが、知っている方は、存
じている事もあると思います。

わしの個人的な見解なのですが、菌類の世界って、常に、生
存競争が激しいのではないか?と思っています。

例えるなら、マイタケが自然発生する場所は親子でも教えな
いというくらい、貴重なキノコであるように、それだけ菌類
の世界って、生き抜いた後、子孫を残すのも至難な事でもあ
ったりします。

まぁ、キノコの種類にもよりますが、このブログを続けて行
くうちに、マイタケの栽培方法も、いずれ書くとおもいます
ので、お楽しみにしていただけると有り難いです。

今回は種駒種菌を使った「きのこ堂的接種方法」の話しにな
りますが、とりあえず、代表的なキノコとして、シイタケ、
ヒラタケを例に話しを進めたいと思います。


原木栽培キノコの世界って、実は、場所取り合戦なんです。

原木キノコ種菌は、接種してから原木の縦方向に菌糸が木
材の導管(水の吸い上げ管)を通って伸びて行って増殖し
ます。


接種する際、原木はもう既に半枯死している状態ですから

抗菌作用がもうほとんどありません。

そうすると、接種した以外の腐朽菌類にとっても格好のエサ

になるわけです。



空気中を飛んでいるカビや雑菌類が付着し、原木に侵入した

場合、場合によっては、侵略されて終わるか、2分割、若しく

は、もっと分割されて多種の菌類と住み分けるといった症状

出る場合があります。



これは、多種の菌類に侵略された原木を割ってみると、その

境界線が露骨で、目測でしっかり確認する事が出来ます。




上の画像は、カワラタケの被害にあった原木を薪割りで割った

状態ですが、白くなっている部位(原木の約半分)は、カワラ

タケが侵略した事が目でみても解ります。


侵入経路としては、菌類が一番、原木に入り込み易いのが、木

口です。


ということは、玉切り(好みに長さに切る事)をした際、当た

り前のことですが必ず断面が出来ます。


この断面をなんとかしなくてはならないのです。


上画像からも、断面〜断面へ侵略されているのが、その証明に

は十分すぎる画像だと思っています。


では、モミジ原木で検証してみます。

こちらは、菌類が侵攻したのみで、まだキノコを形成する前に

完全乾燥してしまったモノですが……




何度も書いていますが、虫穴から黒い線が拡大し、材の縦方向へ

、どんどん侵攻しているのが、理解出来ると思います。

下画像は更に、断面を見た状態です。





このように、もの凄い勢いで勢力を増強し、拡大していくわけ

であります。


普通、腐朽菌類は、材の縦方向への侵攻が早いのですが、こう

いった人間にとって喜ばれない菌類は繊維に対して横方向への

腐朽侵攻も早いのです。



さて、ではどうしたら良いかというと、栽培ハウツー本等では、

まず最初に、接種方法が書いてあり、終わりの方に害菌防御の

傾向と対策がありますが、当ブログでは、やられる前に接種の

段階から、対策を行って行こうというのが狙いです。


まずは……


空気中を飛んでいるカビや雑菌類が付着するのは、防げません。

いつ飛んで来て、付着するのかなんて、分かりませんからね。



どうしたって、伐採、玉切り後に保管していても、こういった

カビの様な胞子類が木口に付着します。

これは、クロコブタケの胞子と思われます。


そして、これらが……


原木に侵入した場合、場合によっては、侵略されて終わるか、

栽培菌と原木内を2分割、若しくは、もっと他菌類に侵入されて

多分割されて住み分けるといった症状を防ぐ努力が必要です。



では、きのこ堂では、どのようにしていたかというと、

下の画像が秘策であります。


シイタケ菌やヒラタケ菌は比較的強い菌類であります。


そこで、木口にも接種をするのです。


しかし、木口接種はなるべく原木の径が7cm以上の原木が良い

でしょう。


以下の画像が木口接種としては、わしが思うに木口からの害菌

侵入の防御に最良な方法と思っています。




まず、木口から樹皮に向かって2〜3cm以内の側面に種駒を接種

用穴を穿孔します。


そして、こんどは、木口からドリルで穿孔します。

この際、先に側面に穿孔した穴と位置が同じになってつながらな

い用に穿孔します。


上の画像を見て、参考にして貰えると有り難いです。


この方法は、木口発生が多いヒラタケには、かなり有効な接種

方法で、害菌防御と併せて、一石二鳥の効果が期待出来ます。



尚、穿孔するときは、種駒の長さに合わせた「シイタケ・ビッ

ト」という刃(ドリル・キリ)を使ってはダメです。

鋼板ドリルを使います。


鋼板ドリルは長目なので、任意の深さに穿孔できるからです。

これも、早期蔓延に必要な必須アイテムです。



あ、それと、玉切りの際、90cmのホダ木を作りたい場合は、

約100cmに切り分けておく事をお勧めします。


これについては、また次回に書きたいと思います。





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コメント
こ、こんなにモロ出ししちゃって良いの? (;´Д`)ハァハァ……(;´Д`)ハァハァ……
  • まねき屋
  • 2012/03/18 2:02 PM
まねき屋さん、こんには。

きっと「自称学者」に盗まれる事もあるかもでしょう。

しかも、ソースで「きのこ堂日記引用」って書かねーで、
テメーの研究結果にするんだろーな……

しかし、今日より、未来期日に書いたら、あくまでも、
ソースは当ブログってことで(笑)


で、自分の学位や、社会的地位に利用されるのでしょうけど、実際は、デキネーと思うよ?
頭でっかちには(笑)

どーせ、田舎に行って「ふるさと普及」とか言ってさ、
地元から出られない長男で、可哀想な若者を欺すしか脳がね
ーだろな……


マイタケ栽培のカテゴリーになったら、ヤバイかもね(笑)
  • ちば!
  • 2012/03/18 2:13 PM
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