土壌汚染対策にヒマワリ……痛い結果になりました。

  • 2011.09.15 Thursday
  • 10:34
 
      こんにちは。
     
 <( _ _ )>

わしは、昨日、業務に出たら、更に体調を崩した……
困ったモノだ。

現在、強制的に業務を避ける他に体調を戻せない……
と感じる。

しかし、性格上、大人しくしているのは嫌いである(苦笑)

Webニュースで「ヒマワリの除染 効果無し」とあったので

「を?」 と思い、見てみた。
農水省発表のデータが書かれていた。
もう既に、皆様はご存じかと思われますが……一応。


セシウム汚染 ヒマワリ栽培は効果小 農水省が実証実験


農林水産省は14日、福島県飯舘村などで5月から行っていた農地の放射性物質を除去する実証実験結果を発表した。農地の表面を3〜4センチ削った場合はセシウムを7〜9割減らせることが確認された。一方、放射性物質を取り込みやすいとされるヒマワリを植えてセシウムを吸収させる実験は効果が小さく、同省は「現時点での実用化は困難」とした。


 同省によると、5月に飯舘村で植えたヒマワリが吸収していたセシウムは1キロ当たり52ベクレル程度。1平方メートル当たりで10キロのヒマワリが育つとすると、現地の土壌中にあるセシウムのうち約2000分の1しか吸収できていない計算になるという……(毎日新聞より引用)



「ふーん。やっぱり効果ないのか……」

まぁ、大きな期待をかけすぎたのかもしれませんね。
効果が無いわけではなくてですね……一応、1kgあたり
52Bqは吸収してたんだからね。

でもまぁ以前、下記のような発表がありましたからね……以下

ヒマワリが放射能汚染を20日で95%除去(露)

ヒマワリが、放射能汚染された土壌の浄化に効果があるとされている。
植物には根っこから土壌の放射性物質を吸収する者もあるそうで、その
中でもヒマワリが最も吸収の効率が良いのだという。
30年以上かかる土壌の放射性物質の除去までに30年以上はかかると
言われる場所でも、わずか20日で95%以上を除去したという記録が残
っている。

1995年に米某大学の某博士ら旧ソ連出身の植物学者達が、
チェルノブイリ原発から1キロ離れた池で20種類の植物を栽培し、
ヒマワリがセシウム137を根に、ストロンチウム90を花に蓄積する
ことをつきとめた、という研究報告がある



これには、結構、期待が大きかった事だと思います。

しかしですね……
これって、よくよく調べると水耕栽培で、強制的にセシウムや、ストロ
ンチウムを入れ、その培地である水を強制的にポンプで循環させて、ヒマワリを栽培したとあります。

あのぉ……鉱物吸着力が強いセシウムだから、せめて培養ポットで
鉢植えで試験するべきなのでは……?
水質汚染の話しではないんですから……と感想。

しかもですね……

ヒマワリ栽培が可能なのって、季節的に限定がありますよね。
しかも、大きくなるし、高密度栽培が可能だし、枯れた後、大量の
ヒマワリって、どのように処分するのでしょうか?

これに疑問を以前から持っていたわしが、ネット上で見付けた
参考グラフが以下の画像。
これをみて、ヒマワリに期待は、あまり持てなくなりました。

北海道大学助教授・渡部敏裕氏と北大植物園との共同研究



なんと600種類もの植物を扱って実験をしたらしい。

ヒマワリよりも更に、30倍近い吸収力を持つ種もみつけているという。

因みに、トウモロコシとヒマワリの他、2種と比較したグラフもある。





この上のグラフからだと、ヒマワリの効果がいかに劣るかが、栽培する
以前より、明らかである。

素人なりに、わしが調査した感想を述べると……
吸着させるターゲットが、Cs(セシウム)の場合、土壌表面の浅い部分
に現在吸着していると思われるので、浅いところを放射状に「ひげ根」
を伸ばす種が良いと思われた。

もっとも、ベクレルを測定しているわけではないので、自分の畑が、
どの位汚染されているのかは、不明。

線量計で、震災前より、かなり高い事だけは判っている。
1平方メートルあたり 5000Bq前後なら、このようなファイ
トレメディエーションも可能とある。

ただし、容易な栽培種で、成長が早く大きくなるモノで生態系を壊さな
い種を選別するというのも大事なことではある。

ところが、福島レベルでは、そうは言っていられないのだから、表面の
汚染土壌を鋤取る事が、一番有効だという。
しかし、処分先の確保等、問題が山積みである。


家庭菜園レベルで、ファイトレメディエーションを試みようという
方は、日本土肥学会の震災対策のページも参考にすると良いと
思われます。

それにしても、ヒマワリに効果小……
予想はしていましたが、信じて栽培してきた方には気の毒な結果と
なりました。

実を食べようと思わなければ、まだこれからも栽培できる穀物もあ
りますが、処分時に嵩張る様な作物は、お勧め出来ません。
実に放射性物質が移行する種もあります。要注意です。

作物を抜き取った後は、敷地内処理もしっかりと行わなければなり
ません。
焼却・鋤込み(循環農法?)なんかはもっての他です。

結局、残念ですが、ばらまかれた放射性物質を短期間(約半年)
で無くそうというのは、無理だったのです。



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