マイタケ栽培に適した原木

  • 2007.02.23 Friday
  • 06:14
キノコ栽培に利用出来る原木は、いろいろあります。
そのほとんどが広葉樹であり、葉を落とす落葉樹だったりします。

常緑広葉樹も利用可能ですが、伐採の時期が限定され、乾燥期間に余裕を得られないので利用するためには少々難しさがあります。

樹木を切断すると黒い部分と白い部分があります。
断面の中心の黒い部分が心材、その周辺は辺材と言います。


やたらと心材ばかりのコナラ
今年入手したコナラは心材の割合が多かった……


腐朽菌は樹木の辺材を分解するものがほとんどですが、栽培可能なキノコの中には心材が多いものを好むキノコもあります。

それがマイタケとクリタケです。

この2つのキノコは菌糸の伸長が遅く、原木内に蔓延するまでに時間がかかり、キノコを出すまでに時間がかかります。
モタモタしているうちに他の菌類に自分の生活の場を奪われてしまいます。


   クリ原木の断面

上の画像は「クリ」の断面ですが、そのほとんどが心材であります。
辺材には1年も経たないうちにクロコブタケが侵入しているのが分かります。(円内の黒い線)
画像円内のクロコブタケの嫌気境界線は辺材にのみ発達して心材には侵入できません。

ワシはやった事はありませんが、ある技術・研究者に聞いた話ですとクリにシイタケを植菌すると発生はやたらと早いそうですが、辺材が少ないために、直ぐに発生は止まり、腐り難い心材が処分し難いゴミとして残ってしまうそうです。

その点、伸長が遅いクリタケやマイタケは生活の場を得るために他の菌類が侵入出来ない心材を分解する術を得たのかもしれません。

実際に心材が多い原木を利用して前出の2種を栽培すると原木の太さにもよりますが太い物を利用した場合で4〜5年とキノコを発生させてくれます。

ワシの栽培地では、マイタケの方が殺菌から培養完了まで人間が管理するので接種当年発生が可能ですが、クリタケの場合自然管理になるので原木を喰う害虫が最大の敵になるし、仮伏せ中に飛来する他の腐朽菌の活着等も脅威です。


        クリタケ

いずれもキノコが発生したときは上記の理由もあって嬉しいものです。

せっかく入手した原木は無駄無く上手に利用したいものです。


ブログへ直接いらした方へ♪本編もドゾー  キノコ栽培記・きのこ堂本舗
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