心材と辺材とキノコ栽培の関係

  • 2007.01.22 Monday
  • 00:41
今日、マイタケを接種するために積み上げてある原木を選定し、倉庫内でチェーンソーによる切断を行っていて、ふと思った……


原木を使ったキノコ栽培には、必ず知らなくてはならない関係を学ぶ必要があります。

それは「樹木」です。
そして「腐朽菌との相性」です。

さらに、腐朽菌類は、樹木のどの部分を好んで侵入していくのか?
この様な事も、少し知っているだけでもキノコ栽培が楽しくなります。

例えば……原木を玉切ったり、乾燥中に断面の確認をします。
すると、コナラ、ヤナギ、クリと言った原木の切断面には中央より外側に向かって比較的多く黒い部分があります。

ここが心材と言われ、樹木の骨格でもあると言うのかは不明ですが樹木の枯れて死んだ部分と言われています。

心材

 上の画像は「コナラ」の断面図であるが、黒い部分が心材で白い部分が辺材と言われる。
 そこで、普通に腐朽菌なキノコは辺材に侵入し分解をする。
 心材は分解できないらしい……

 そして心材だけが残る……
 こういった理由から日本古来の住宅の柱や梁、土台等には、しっかりとした心材の多いケヤキ、コナラ、クリ等が使用された。
旧日本家屋が今でも多く残されているのは、そういった理由からなのかもしれませんね。
日本人の知恵には、今でも驚かされる事が多い……

 ところが、生きていく力が弱い腐朽菌類が選んだ生きる道は他の菌類と違ったモノへの侵入である。

 クリタケ、マイタケが心材までも分解できるらしい……
 彼らは菌糸の伸長がかなり遅く、もたもたしていると自分たちの食事が無くなってしまう……

しかし場所取りには勝てない……
クリタケは、原木を殺菌しなくても済むからマイタケよりは良いが……

 そして他の菌類が侵入出来ない心材に伸長し分解するという生きる道を選んだのかもしれない……
 しかも、伏せ込み方法も両者は同じで原木を全て埋め込むところが共通していることから外部から飛来する他の腐朽菌類を防御するのでしょう。

 こういった理由を考えながら原木選びをしたりすると更に原木キノコ栽培が楽しくなります。
 そして栽培しようとする菌類の特性によって樹種を使い分ける事を知っておく必要があり、基本でもあると思います。

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