殺菌原木栽培 自然界では貴重と言われるマイタケ等を自ら栽培するための要注意点
- 2012.04.21 Saturday
- 06:06
こんにちは。
<( _ _ )>
発生したマイタケ
殺菌原木栽培ヤマブシタケ
いよいよ「マイタケ」や「ヤマブシタケ」を栽培するための
「殺菌原木栽培」の項目に入って行きます。
マイタケや、ヤマブシタケは自然界の中でも菌自体の力が弱く
他の腐朽菌との生存競争になかなか勝てないのです。
そこで、栽培するにあたって、接種する原木及び、培地を高熱
殺菌してやる必要があるのです。
接種する原木や培地に他の菌類が既に侵入していては、マイタ
ケ菌を接種しても一切成長することが出来ないからです。
そこで、わしが経験上覚えた事なのですが、以下の注意書きを
十分に、ご理解の上読んで頂ければ嬉しいです。
まず、はじめに。
殺菌原木栽培にあたっての要注意点の第一歩
時間をかけて計画をしっかり組みあげる
ことが大事です。
1 安全で十分な広さを確保出来る作業場所を決める
2 火力を使用するので、火災にならないよう十分な対策を
行います。
3 火力による、周囲への配慮をします。
・なるべく煙りを出さない
・なるべく臭いを出さない
・周囲で洗濯ものを干している際は行わない
・火力を得るための使用燃料を十分に考慮する
・周囲に燃えやすいモノがあれば、必ず安全な所へ移動する
・強風の日には行わない
4 使用火力によるが、法的に違法行為になる場合があるの
で、しっかり、考慮してから行う。
尚、各都道府県条例もありますので、要注意です。
周辺住民から苦情が通報されると警察、または、消防署
から署員が、もれなく登場します。
態度によっては検察送りになる可能性もあります。
後日、詳細を書きたいと思います。
5 中途で止めるようなら、絶対に行わない。
6 少しでも「億劫」と思う場合は絶対に行わない。
7 2〜3人で行う(わしの場合、全て1人作業でしたが、
「誰かいる」といないで効率の差を身をもって感じま
した)
8 複数人で行う場合、あまり大騒ぎしない。
各作業を行う際、必ず声を掛け合って注意喚起し合う。
このように、簡単に書き上げてみたが、万が一、事故や火災が起
きてしまったり、通報されて中断せざるを得なくなったり、最悪
な場合検察送りになってしまったとしても
当ブログでは一切責任は持てません
ので、自己責任において、しっかり安全計画や、施行計画を
立ててから行って下さい。
さて、次は計画を立てて行くわけですが、
まず、殺菌をするにあたって、火力燃料を何にするかを考え
ます。
1.薪
多種ある栽培書や、農林特産振興会等のサイトでは、殆どが
「薪」です。
薪は伐採した原木を割ったり、切ったりしたモノが多く使用
されます。
しかし、近年、伐採場所によっては薪に放射性物質が含まれて
いる可能性が高いので厳選する必要がありそうです。
薪で火力を得ようとしますと「裸火」「野焼き」となる場合
が多いので消防法や条例で違法扱いされ、厳重注意を受ける
場合があります。
2.プロパンガス
業務用の大きなガスコンロを用意し、ガスを燃料に殺菌を行う
この場合、プロパンガス会社との契約が必要となりますので
「料金」が発生します。
しかし、ガス会社は、法規制を知っていますので、それなりの
指導をしてくれると思います。
例えば、ボンベ小屋を作るとか、コンロの安全な使用方法等。
ガスの場合メリットは殺菌中に大地震が来ても、振動でガスメ
ーターがシャットダウンし、送ガスを止めてくれます。
なによりも煙、臭いが出ないのがメリットですが、殺菌
に長時間掛かるので、料金が莫大になる可能性があります。
近年、原発事故のおかげでプロパンガスの料金が急激に値上が
っています。
こんな所にも、悪影響が出ているわけですね。
とりあえず、今回はこんなところまで書きましたが、とにかく
殺菌作業を行う前に十分な準備が欠かせません。
周辺住民には「クレーマー」と言われる方もいると思います。
火力もそうですが、その他の仕度が今後多々あります。
殺菌窯を持てるなら、こんなに考えませんけど、趣味の殺菌
原木栽培のために大きな殺菌窯を購入する余裕なんかありません
からねぇ……
今日、明日は多忙のため、次の書き込みまで間が開きそうです。
今後、経験談の中に「きのこ堂的秘策」を交えて詳細を書いて
行きたいと思います。
本編のキノコ栽培記・きのこ堂本舗 へもどうぞ
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